Friday, July 07, 2006

北朝鮮の真の狙いは?

北朝鮮は追い詰められた?
追い詰めたのはアメリカか?

あるいは、こんな論調も聞かれる。
金正日の力が衰えたか?
理由は、今まで交渉のカードに使っていたミサイルも、
発射させるぞ、と脅していた間は良かったが、
発射してしまったら、もうこのカードは使えなくなる。
なのに、7発も打ってしまった。
軍の暴発の可能性もあるかも?なんて言っている解説者もいた。

可能性は何でもありうる。
しかし、果たしてそれが正しいだろうか?
暴発したり、言うことを聞かなくなったら、ミサイル発射か?

どうもこの説は、信じがたい。
じゃあ、最初に戻って、アメリカの追い込み作戦か?
マカオの北朝鮮の預金口座の凍結は、痛かったであろう。
だからといって、腹いせにミサイルを打つだろうか?

冷静に考えて、ミサイルを打ってびびる国は、韓国と日本。
韓国に今脅したとて、金にはならない。
じゃあ、日本は?
ひょっとすると金になるかもしれない。

ところが、日本は北朝鮮船の寄港を禁じた。
経済制裁も発動するだろう。
逆効果だったのでは?

しかし、今北朝鮮にとっては金がほしい。
物資が欲しい。
中のいい中国が、アイよとくれる訳もなし。
韓国も同様。金には渋い。
やはり、日本がターゲット。

一番くみし易いし、簡単に乗ってくる。
横田めぐみさんを返すといえば、それだけで、ガッポリと金になる。
先日の金英男の28年ぶりの再会も、日本に対する誘いであろう。
今回のミサイルも、交渉再開の脅しであると読む。

最悪の場合、本土近くまでミサイルを撃ち込むような気がする。
小泉も後3ヶ月。この間に、ガッポリと現なまを手に入れることを考えている。
彼らは、偽札作り、麻薬作り、誘拐・拉致までやる連中。

オレオレ詐欺などお手の物。

さて小泉君、この誘いに乗るか?
私は乗ると考える。
ただし、小泉ではなく次期総裁の安部になってからである。
もう自民党の小泉にはパワーもないと読んでいるし、自民党が次期参議院選挙に勝つためには、横田めぐみさんの帰国が最高の業績に変わる。
北朝鮮はそこまで考え、動いていると思う。

国民には危機感をあおり、自民党には土産を用意している。
ここで、日朝の関係改善で将軍様の安泰を図るのであろう。

どうか、間違ってミサイルが日本に飛んでこないように。

一番面白いシナリオは、中国に飛んでいったときである。

 

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