映像は、東電の緊急ビデオ会議システムで記録されたもので、それは東電の東京本社のフィードと同社の3つの原発、そして福島にある政府の危機管理センターからのフィードを連結したもの。
テレビでは詳細に流さない。ぼかしも入れている。
東電が政府から命令され渋々公開したものである。
都合の悪いものは音声を消しているという。
怪しからん話である。
また、東電幹部のやり取りも無責任であり、緊急性も感じられない。
こんなことで日本全国の原発が安全に管理されるとは到底思えない。
2011年3月14日の午前11時すぎ、東京電力本店の非常災害対策室に、
「本店、本店、大変です。大変です。3号機、爆発が今起こりました。」と、福島第1原子力発電所の所長の吉田昌郎氏が叫んだ。
映像の中で音声のあるものは全体のわずか3分の1で、そのほとんどが2011年3月13日と3月14日の2日間からのものだ。
ある場面では、吉田所長と東電本社の幹部が過熱した第2原発2号機をどう冷却するのが最良かをめぐり混乱したやりとりをし、原発は時間がなくなっていると吉田所長が叫んでいるのが分かる。
別の場面では、東電幹部が原発からの従業員退避命令をいつ出すのが適切かを検討している。 武藤栄副社長は退避について東電の事故マニュアルがどう書いているのか尋ねた。すると別の関係者は記憶にないと答えている。
3号機の3月14日の水素爆発を受けた会話では、東電の東京本社の幹部が何が起こったのかに関するニュースリリースの字句をどうするか苦労している様子がうかがえる。
ある幹部は「水素爆発なのかわれわれには分からない」と述べ、
「(政府の規制当局である原子力安全・保安院が)テレビで水素爆発だと言っているから、われわれも足並みをそろえた方がいい」と付け加えている。 ビデオはまた、福島第2原発が制御不能に陥った際、東電の現場作業員たちが著しい緊張状態に置かれた様子も記録している。
3月14日午後早い時間帯に、吉田所長は東電本部に、
「従業員は2つの爆発のあと、ショック状態にある。われわれ全員落胆している。できることをするが、士気は極めて低い」と報告している。
吉田所長は、
「言いたいことがある」と述べ、
「わたしはもはや放射能について何も考えていない」と語った。

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