歴史的功績を誇示する党創設90周年を来年7月に控え、
胡政権は、国内の統制や監視を一段と強めている。
北京では10日、劉氏の平和賞受賞に合わせ、地方役人の汚職や不正に憤る多数の直訴者が抗議行動を計画していた。
しかし、公安当局が事前に察知して阻止。
当局は劉霞さんを軟禁している北京の自宅前でも私服警官を配置し、取材を妨害。
各地では支援者ら100人以上が監視対象となっている模様だ。
インターネットでは、劉氏や平和賞批判ばかりがあふれている。
中国筋によると、「党指導部は劉氏受賞に対する評価を『中国の体制転覆を謀る西側の陰謀だ』と決めた」という。
「中国から一人も授賞式に出席させない」という政権の姿勢は、受賞反対で国内が一致しているとアピールするためという。
党の念頭にあるのは、情報公開から始まった1991年のソ連崩壊だ。
加えて、胡錦濤総書記が退く2012年の第18回党大会を控え、政権過渡期の敏感な時期に入っており、何よりも安定が優先される。
劉氏逮捕の要因となった民主化要求文書「08憲章」が求める独裁放棄などの急進的な政治改革論議が盛り上がることも警戒している。
中国紙記者は「平和賞の受賞でも共産党に変化は期待できない。
現在の独裁体制を『中国モデル』などと称し、正当化する風潮が強まっていることが心配だ」と批判した。
中国モデルでも豊かさは実現できる――これが党の論理だ。
1989年の天安門事件当時、国際的に孤立した中国は、同年のチベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世へのノーベル平和賞授賞に強い抵抗はできなかった。
だが、当時4513億ドルに過ぎなかった国内総生産(GDP)は、09年には4兆9847億ドルに拡大した。
経済力が、普遍的価値観を突き崩そうとする党を支えている。
馬鹿な話だ。
ここ一連の報道で、中国の非常識さが世界にバレテしまった。
中国人にとって平和より当面の金。
金がもうかれば、後は目をつぶる。
愚かな話しである。
国を安定するのは金ではない。
モラル、哲学、思想こそ大事。
自由な考えを自由に主張できることこそ大事。
今の中国は金の亡者と、特権階級の一部の人間のための国である。
同じ中国人でも良識者はいっぱいいる。
この人達が動き始めるまで、中国の非常識は続くであろう。

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